更新: Dec. 3, 2018
10月1日〜11月30日の期間、開催されました。
(本トライアルは既に終了しております)
手持ちのSIMや、ISPのアカウントだけで、参加都市の フリーWi-Fiが「セキュア接続」で使えます!
日本でも基地局が提供されており、一般利用者が試すことができます。
City Wi-Fi Roamingトライアルに参加している電話会社やISP、 公衆無線LAN事業者と契約している利用者は、期間中、 同トライアルに参加 している都市等の公衆無線LANが無償で利用できます。 現地でのサインアップ(利用者登録)や、接続するたびの煩雑なログイン 操作は不要です。 もしスマートフォンがPasspointに対応している場合は、 SSIDを手動で選ばなくても自動接続されます。
City Wi-Fi Roamingトライアルは、 Wireless Broadband Alliance (WBA)が主催し、 世界各地の都市で提供される公衆無線LANをNGH基盤で結ぶことにより、 ひとつのアカウントで相互利用(ローミング利用)できる環境を 構築しようとする、世界規模のトライアルです。 2016年にニューヨーク、サンフランシスコ、サンノゼ、 シンガポールを結ぶ第1回が開催され、第2回目となる2017年には日本も初参加、 6月20日のWorld Wi-Fi Dayから8月20日までの期間、 18都市を結んで開催されました。
参加都市は、海外からの旅行者に対して、自国の携帯電話をそのまま利用できる、 利便性の高い公衆無線LANサービスを提供できるというメリットがあります。 利用者に負担となるサインアップが不要で、その上、 盗聴などの悪用がしにくいセキュアな無線LANサービスになります。
事業者のみなさまへ:
セキュア公衆無線LANローミング研究会では、
市街地にPasspoint (Hotspot 2.0) 対応基地局を設置して、
Passpoint/NGHのトライアルを行いたい事業者を求めています。
Passpoint非対応の場合、1X認証のみでも参加できます(ウェブ認証は不可)。
詳しくは後藤(nghsig*rd.cc.tohoku.ac.jp, *を@に置換)
まで早めにお問い合わせください。
本トライアルでPasspointを試すのに最も簡単な方法は、 事前に以下のサイトでサインアップし、プロファイルをインストール しておくことです。 Passpoint対応の基地局ならば、SSIDを選ばなくても自動接続されるはずです。
本トライアルに参加している海外通信事業者が発行したSIMカード
を利用している場合、Passpoint対応の比較的新しい端末ならば、
基地局に自動接続される可能性があります。
Passpointの機能が働かない場合は、手動でSSIDを選択し、
認証方式にEAP-AKAを設定することで、
接続できるかもしれません。
※ 10/9時点で接続確認できているのは、AT&TのSIMカードのみです。
10/16にT-Mobile USもトライアル参加し、22日に接続確認できました。
10/26にChina Mobileも接続確認できました。
Boingo Passpointについては、11/25時点でまだ先方の修正待ちです。
残念ながら、2018年は国内で参加しているキャリアがなく、
国内のSIMカードを海外で試すということができません。
国内のCityroam基地局(研究会提供)の多くは、eduroamのSSIDも併設しているため、 eduroamのアカウントが設定されている端末は自動的に 接続されるはずです。この場合はPasspointによる接続ではありません。
Cityroam基地局に併設されているeduroamのSSIDでは、 ANYROAMも利用可能です。
海外の基地局で利用できるのは、現在、国内の一部機関のeduroamアカウント
に限られています。
(接続を試してみたい人は、研究会(担当: 後藤)まで問い合わせて
ください。)
Passpoint用のプロファイルがまだ配布されていませんが、
ローミングしている都市の基地局のSSIDを手動で選択して、
eduroamのID/PWを入力することで、接続できる可能性があります。
(Windows 10では、設定でPasspointのオンラインサインアップ
をオフにする必要あり)